目次
1. PHPとは
2. 文字コード
3. HelloWorldを表示してみよう
4. コメントアウト
5. 改行
1. PHPとは
PHPはスクリプト言語とも呼ばれ、プログラミング言語のうち、プログラムの記述や実行を比較的簡易に行うことができる言語です。
多くの場合、スクリプト言語はインタープリタ型言語であり、コンパイラ型言語に比べて実行までの処理の手間がかからないという特徴を持っています。PHPは、動的なウェブページを作成するためのサーバーサイドのプログラミング言語です。HTMLに埋め込んで使うことができます。
PHP以外にJavaScriptがあります。違いとしては実行環境です。
PHPは主にサーバーサイドのスクリプト言語であり、サーバーで実行され、クライアントにHTMLやデータを送信します。
JavaScriptは主にクライアントサイドで実行され、ユーザーのブラウザ上で動作し、インタラクティブなWebページを作成するために使われます。
2. 文字コード
文字コードとは、コンピュータで文字を処理するために文字の種類に番号を割り振ったもので、さまざまな種類があります。主要な文字コードは次のとおりです。
種類 | 説明 |
ASCII | アルファベット、数字、記号、空白文字、制文字などの128文字を表現。半角文字のみを扱う |
Shift-JIS | WindowsやMS-DOS、macOSで使用される2バイトの文字コード。全角文字・半角文字ともに表現可能 |
EUC | UNIX(OSの一種)上で漢字、中国語、韓国語などを扱うことができる |
Unicode | 世界中の文字を表現可能。現在、Webなどで標準的に用いられている文字コード |
3. HelloWorldを表示してみよう
PHPを使用してHelloworldをブラウザに表示してみます。
拡張子はphpとしてください。「hello.php」
作成されたphpファイル内に以下のHTMLを準備します。
なお、はじめに「!」を入力し、Enterを押下すると、自動生成されます。
※<?php ?>だけで記述できますので、以降のカリキュラムではHTMLの記述部分は省いで解説していきます。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Document</title>
</head>
<body>
</body>
</html>
bodyタグ内に<?php ?>を入力します。
このphpタグ内においてPHPの処理を記述していきます。
ブラウザに表示したい場合は、「echo」か「print」を使用しますが、以降は「echo」を使用します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>Document</title>
</head>
<body>
<?php
echo "HelloWorld";
?>
</body>
</html>
ブラウザにHelloWorldが表示されました。
4. コメントアウト
PHPもコードをコメントアウトできます。
コメントアウトすることにより、その部分は処理されません。
以下のコードは、2行目で変数printStrに「PHP」で初期化を行い、その後3行目で「JavaScript」を代入しています。
そのため、「JavaScript」が表示されます。
<?php
$printStr = "PHP";
$printStr ="JavaScript";
echo $printStr;
?>
ここで3行目を「//」によりコメントアウトすると、「PHP」が表示されます。
<?php
$printStr = "PHP";
// $printStr ="JavaScriptに書き換え";
echo $printStr;
?>
5. 改行
以下のコードを表示してみます。
<?php
echo "PHP";
echo "JavaScript";
?>
つながって表示されました。
これは意図的に改行を行う必要があります。「echo “<br>”;」を使用します。
<?php
echo "PHP";
echo "<br>";
echo "JavaScript";
?>